唐突な報告になります。
起きてほしくないことは、突然起きました。報告および告白させてください。
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私の愛猫ももが、2017年11月28日 12:30に亡くなりました。
享年19歳でした。
腎不全および、心臓が弱ってきた猫でしたが、毎日セミントラを飲んで、元気に過ごしていた猫でした。死因は不明ですが、恐らく心臓関係でしょう。
あっというまの出来事でした。
12時15分は過ぎていたころだと思います。家の窓辺で、ももは、ほんの少しの間だけ、物凄く苦しんで、暴れて、猫とは思えない叫び声をあげました。
尋常ではない動きに、私は慌てふためき、かけよるも茫然とするしかありませんでした。
ももは、「苦しいよ、苦しいよ」と顔を歪めながら、暴れ、叫んでいました。
唾液を吐き散らし、ぎぇぐげうぐっ!!!ぎゃぐえぐっ!!ともかく形容するのが不可能な叫びをあげて、もうたうちまわります。
もう、がくがくと猫とは思えない動きで、激しく激しく、もう何かぶち壊れたようにもがきます。
顔は日頃の可愛さなど微塵もない凄まじさでした。
これは、まずいっ!!!
事態が最悪なのは明らか過ぎました。どう考えても私ではどうこうできるものではありません。
「もも、ももちゃん!!!」
抱きしめて、名前を呼ぶものの、ももは苦しそうに歪んで私を見ながら、どうにもできない痛みに
もがくだけでした。もう、姿は猫ではありません。何かにとりつかれたような暴れた生き物でした。
「ねえ、ももちゃんっ!! しっかりして、ももちゃんっ!!」
ももは、得体のしれない叫び声をあげて、暴れるばかりです。
ともかく、動物病院に連れて行って、獣医さんに診てもらうしかありません。事態は最悪です。
ももを運ぶための籠を用意して、タオルを用意して・・・とにかく動くしかない。
絨毯の上に苦しむももを置いて、動くしかない。
家に家族は私のほかに、その時は誰もいませんでした。
私が、ももを助けなくて、誰ができるというのでしょう?
だが、ちょっと、動いて、ももが急に静かになります…。
まさか!!と思い、ももに駆け寄り、ももを抱き上げました。
悪魔のように物凄く歪んで壊れそうだったももの顔がすーっと、おだやかに猫らしく戻ってきます…。
「もも??? ももちゃん? おい!」
私を見ているらしい大きな瞳は大きく見開いていて、あっというまに、その目の中に合った光が消えていきました。
「ももちゃん??? ももちゃん??? ねえ、ねええ、ちょっとっ!!!」
揺り動かすものの、ただぐにゃぐにゃと動くだけです。
ももの瞳はこぼれそうになり、私を見ているものの生きた目じゃありませんでした。
舌が変な形になり口から出ていました。
「もも???」
舌を指で挟んでも何も反応しません。無意識のうちに私はそっと舌を引っ込めました。
「もも???」
ももの目は私を無情に見ていたけれど、反応はまったくありません。
目にうっかりちょこっと触れたものの、何も反応しません…。
抱いていたももがえらく軽いものになっていました。3,32kgあるももが、異様に軽くなるのです。本当にふわんと…。
私は目を閉じさせて、少し抱きしめるしかできませんでした…。
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これが、ももの最後でした。本当にあっとうまの事でした。
あまりにも短い、あまりにも惨い時間でした。
突然、ももは怒涛の勢いで、一気にあの世にいってしまったのです。
私は、ももを、この世に繋ぎとめることが出来なくて、今もただただ呆然とするばかりです。
なんといいますか、生きているんだか死んでいるのだか、わからなくもなります。
でも、確かに私は生きています。
そして、このもものことを忘れたいとは思わないのです。大事にしていきたいのです。
慟哭しまくった心の中にそんな思いがあります。
そして、ももへの思いのために、自分のためにも、できることを考えた時、いろいろ思い浮びましたが、まず、このブログに書くことを思ったのです。
そのため、このブログは、しばらく、ももとの最後の思い出を書いていきたいと思います。
そして、回顧録、回想記も書いていきたいと考えてます。
ここまで、ブログをさんざんサボっておきながら、なんですが、このこころにある、ももへの思いを忘れたくはないし、誰かにも伝えたいのです。
私は、ここに、ももを書こうと思います。
[2回]
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