数日前、うちの家の外に、子猫が捨てられました。
ちいさなちいさな黒猫でした。かわいらしい男の子です。
お茶のダンボールの中に、タオルといっしょに入っていました。
ダンボールの外には、
こねこです。拾ってください。
という文字がプリントされた紙が、無責任に置かれていました。
なんつ~こと、してくれるのよっ!!!??(いろんな意味で)
この子猫を捨てた人間に対して、怒りを覚える。
いや、悲しさというか、虚しさのほうが近いかな・・・・・・・。
それはともかくとして、ぴぎゃぴぎゃと彼は人が通り過ぎるたび、鳴いてました。
拾ってやりたい、でも、うちにも猫はいる・・・。
でも、この黒猫は、こんなにも小さい・・・・・・。
とりあえず、家族とは、家族会議・・・。でも、結論はでない・・・。
猫がいるなら、もう一匹と、お気楽にはできない。猫にだって相性はあるし、万が一飼って、元々飼っている猫が、これが原因で家出なんてしたら、号泣どころではない。
家族全員、
泣き叫び・・・である。
とりあえず、そのままにしておくには、忍びない・・・。
ダンボールの中に新聞紙をひいて、タオルをひいて、ふわふわのボロ布と毛糸の帽子をいれて、寒さ対策をして、餌を与えた。
雨の侵入を抑えるために、ダンボールの箱にビニールでコーティングした。
少なくとも、できるだけのことはしたいと思ったのだ。
これが正しいことか?それをいわれてしまうと、困ってしまうし、考えてしまう・・・。
けれど、そのままにはできなかった・・・。
猫は意外と懐いてくれた。
餌をくれた人間で、寝床を整えた人間だから、敵ではないと見なしたらしい・・・。
なんだか、切なかった・・・。
そんなこんなで数日がたった・・・。
意外とあっさり、運命は変わる?????
今日、その黒猫が、無事もらわれました♪
先程、19時ぐらいに、女性が来て、
「ここにいる、猫ちゃんを拾いに来たんですけど、いないんです」
と告げたのである。
で、探したいから、懐中電灯を貸してくれと・・・。
子猫は何故か、家と家の隙間(人間が入れない)ところに入ってしまい、何やら鳴いている・・・。
クロちゃん(一応、こう呼んでいた)何、してんのよ・・・。
にゃーにゃーにゃー・・・。
どうやら、大慌て???人がいっぱい来たので、興奮しているようでもある。
2人の女性、うちの父親の健闘もあり、ごたごたもあったが、ともかく、子猫は捕まえられた。
やれやれである・・・。
捕まえられた子猫は、じたばた・・・・・・。
興奮である。びびってます・・・・・・。
ともかく、猫を箱に入れて、落ち着かせようとするが、ナカナカ落ち着かない・・・。
で、やっと落ち着いて、19時40分ぐらいに、女性に連れられ、新しい新天地に向かうところとなった・・・。夜も少々遅いし、安全に子猫を運ぶのなら、車で送っていこうということになり、うちの父親は、
女性と黒猫を乗せて、車で運転していった・・・。
お父さん、ありがとう♪
珍しく、かっこよかったよ。(爆)
父親、曰く、
「拾って、もらえたんだし、このぐらいはしなきゃね♪」
何気にかっこつけているが、OKだ。(笑)
私は、この子猫の新たな門出と幸せを祈りつつ、車を見送った・・・。
本当に、この子猫を拾ってくれた女性が有難かった。
情けない話だが、ちょっと涙ぐんでしまった。
よかったねえ、クロちゃん・・・。
たった、数日間のつきあいでしかなかったけど、つながりなんて無きに等しいけど、ちゃんと可愛がってもらって、幸せに暮らしなさいね・・・。
猫ばかな私としては、そう思う。
よかったね・・・。
30分後、父親が帰ってきた・・・。ちょっと遅いなと思っていたら、どうも、道に迷ったらしい・・・。(爆)
おいおい、親父、ちょっと決まらないぞ・・・。(笑)
そして、私もあることに気が付いた。
子猫の写真、撮っておけばよかった・・・。
世話するだけで、写真を取らなかったなんて、猫好き、猫馬鹿としては、不覚である。
一応、慌てて、スマホで画像はとったけど、歪んで酷い状態・・・。(あ~あ)
でも、まあ、今回はいいや。
そう思う。
私との縁はこんなものでしかなかったけど、新しい飼い主さんに、たんまりと可愛がってもらって、たんまりと写真も撮ってもらいなさい。たんまりと幸せになってきなさい。
まるで、花嫁を見送る父親のような心境というのだろうか、そんな気分になってしまった・・・。
子猫、クロちゃんは男なのに・・・。(爆)
こうして、クロちゃんとはお別れになった。本当に短い付き合いだった。
でも、よかったと思う。
こういうお別れなら、喜ばなきゃね。ちょっと寂しいけど。(くどいな、私も・・・)
ちゃんと、幸せになってこい・・・。
とまあ、今は、こんな風に思っている。
[2回]
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