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        ここは“にゃんこのしっぽっぽ-猫的徒然話”です。 ここでは猫好きな管理人の趣味大爆走で御送りする、 ねこねこしたブログになっていくでしょう。 ちなみに、やはり愛猫ももちゃんが出現する率は高いです。
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ささら 由羅
性別:
女性
趣味:
創作とか♪多趣味。
自己紹介:
どうも、ささら由羅と申します。COOLな猫好きな人間です。(まわりの人間いわく猫狂い、猫キチガイ)。
愛猫は、ももと申します。可愛らしく、そしてナカナカ気のつよ~い女の子でございます。どうぞ、よろしくお願いします。
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閉じ込められた猫ー2 そもそもの事のおこりは

「ほら、私は嘘をいっていなかったでしょ?」
母親が嫌味ったらしく、堂々としてそんなことをいう。
「うんなこといっている場合かっ!!!」
父親がツッコミを入れる。

ちなみに母親がこんなことをいうには、理由は一応ある…。

----------------------------------------------------------------------------------------
約1週間前のことである。
真夜中、多分、夜中の2時近かった思う。

「起きなさいっ!!!ももちゃんじゃない猫が私の部屋に入ってきちゃったのよっ!!!だから、はやく追い出しなさいっ!!!」
わけのわからない、こんなような事を物凄い声で喚かれ、私は起きた。
が、わけのわからない事をいきなりいわれて、すばやく起きて対応してやるつもりはない。

「うるさいなあ…」

タオルケットにくるまりつつ、不機嫌になる。夜中に寝ているときに、耳障りのよくない大声で喚かれて素早く素直にいいなりになるなんて、私には不可能である。
つーか、無理。
そして、なんだか、どたどたと音が五月蝿く聞こえる。不快である。

猫ぐらい、自分で追い出せ…。

子供じゃないんだから、そんなことぐらい自分でやってほしい…。
どこの世界に、ただの猫が家に入ってきたからといって、大声で喚きちらし、娘をそれで無理矢理起こし、どたばたしている母親がいるのだ。
ここにいるといえば否定はできないが、こんな母親にたかられても嬉しくはない。

「ももちゃんが、苛められたらどーすんのっ!!!」
「それだったら、しかたないけど…」
むすっとしながら起きると、母親にはもの凄く怒られる。
「どうして、母親のことには無関心で、ももの事に絡むと起きるのよっ!!!」
と怒鳴られる。私は、
「ももの方が好きだから」(どきっぱり)
不機嫌にいう。かなり不機嫌にいう。
で、とりあえず、母親は、ももちゃんに何かあってはいけないと思い、慌てて、猫の現れた部屋から飛び出し、ももちゃんを呼び出して、抱きかかえ、玄関に逃げていったらしい。
そんなことを偉そうに説明される。

「だから、私は猫を追い出せなかったのよ」
そして、にこにこといわれる。
半分私はキレた。
「馬鹿?部屋のドアを閉めれば、とりあえず猫は閉じ込められるわけでしょう?それで、ももちゃんを捕まえにいって、玄関おっぴろげて大声で喚いていたのか、迷惑な話…」
「知らせてあげたのに、何よっ!?」
「お知らせしなくて、いいよ。バカバカしい…」
もう、私は紛れもなく、不機嫌である。
ちなみに、ももちゃんは母親に抱きつかれてきょときょとしている。で、母親いわく、
「ほら、ももだって、知らない猫が来たから、落ち着かないでしょ?」
「おいおい、おかーさん…。それは、おかーさんが大声で喚きながら、ももちゃんを呼びつけたから、ももはビックリしているんじゃないの?」
「え、それは猫のせいでしょう?」
きょとんとして、母親はいう。

馬鹿だ、この人…。というか、疲れる…。
馬鹿なことをいうのは、政治家とおバカタレントだけで、十分である……。
いらん、まったく・・・。

「ともかく、私はここまでやったんだから、後はあんたが追い出してちょうだい」
とまあ、母親は偉そうにいうが、なんでこんなイライラさせられるのかとピキピキである。
「じゃあ、聞くが、とりあえず、入ってきた猫は何猫だった?」
「知らない」
「はあっ!!?」
なんだら、そりゃ…。
思わず、私は母親を見つめた。

「あのさ、どうして猫だってわかったの?猫だってわかったってことは、何かしら猫の色とかそういうのがわかったから、いえるわけじゃないの?」
「わかんないけど、猫だったの」
「暗かったから、わからなかったってこと?」
「ううん、明るいから、猫だってわかったの」
「じゃあ、猫の色ぐらいわかりそうなものだけど?」
「わかんないもんっ」
駄々を捏ねるな、母親。

「なにそれ、バカにしている?」
「えー、してないよおぉ」
この時の母親は、かなりふざけているようにしか見えなかった。
「マトモな事は一切しない、入ってきた猫の最低限度の情報すらもくれないで、猫を追い出してくれって、馬鹿にしているようにしか聞こえないですね。それとも、そんな馬鹿な状態でも、娘なら馬鹿だから大丈夫と決め付けたのか?だとしたら、このまま、あなたのいう通りにしたがったら、私は馬鹿だと証明するようなものだから、不愉快ですね。猫を追い出すぐらい大人なんだからできるでしょう?」
もう、不愉快である。
「だーかーら、あたしが見たことのある猫だよおー」
「ですから、どういう色の猫だっていうの…。パニクッてわからないとしても、『わたしが見たことある猫』だという以上わかるわけでしょう?」
「えー、知らない」
すらとぼける母親にあきれ返る。
「いたずらで無意味に大声で起こすのやめてくれないですか?」
「えー、だっていたんだもんっ!!!」
疲れる・・・。餓鬼ですか、君は…。(もの凄く脱力……)

「ともかく、観察してみよう…」
で、私が閉まっているドアに手をかけると、母親は、
「えー、危ないよう」

おいおいおいおいおいおいおい……。

「じゃあ、なんのために私を無理矢理起こしたんだ?」
「え、喜ぶと思って」
「誤解なきようにいうけど、喜ぶことはないから。私はマゾではない。サドであったとしても」
母親の理不尽なチンプンカンプンなものいいに、私の方もセリフが危なくなる。(爆)

「とりあえず、相手は猫でしょ?猫又じゃないんでしょ?」
古典文学にでもでそうな名称まで出てくる。
「うん、猫だった」
「だったら、本当に私を呼ぶ必要がどこにあるの?とりあえず、捕まえるなり、追い出すなりしないと…」
で、私はそういって、母親の部屋に入った。

が、どこにも猫の姿はない……。
「いないじゃないの?」
「きっと隠れているんだよ、あんたの顔がおっかないから」
「イライラさせないでよ。とりあえず、どこにいるかはわからないぞ…」
非常に散らかった部屋でイライラしながら、いう。
更に、適当に探そうとすると、
「ああ、そこはいるかもしれない」「そんなところにはいないでしょ?」「猫がそんなところに隠れる???」
・・・・・・とまあ、母親のツッコミがこなくてもいいのにくる。
結局、部屋全体を探しても猫はいない。

「あれー、いないなー。おかしーなー」
「おかしいのは、あんたの頭だ…」
なんでもないことだが、母親のおバカな言い方にへとへとにもなった…。
「ともかく、猫がいないことは判明したね」
私はいう。と母親は、むっとしていう。
「じゃあ、あたしが見たのはなんだっていうのっ!!!???」
「幻。ったく、こんな夜中に、意味なく起こさんでくれ、バカバカしい…」

で、父親がおきて来る。
「何だ、夜中に騒々しいっ!!!」
「おかーさんが、わけのわからない幻覚を見て、私を大声でたたき起こして、玄関を開けっ放しにして、大騒ぎしていたんだ」
私はそんなことをいう。少なくともその時にはそういう風にしか見えなかった。
「この子(私のこと)が、私が猫見たっていうのに、いないていいはるのっ!!!」
「ちなみに、そのいるはずの猫の特徴はわからないんだそうだ。でも、『私がみた猫』だそうだ」
で、父親は怪訝そうな顔をする。
「なんだそりゃ…」
無理もない…。

「こんなくだらないことのために、休息を奪い取るな。あんたのくだらない事につきあって楽しんでやる気持ちなんて、毛頭、1マイクロン、1ミクロン、1ピノもないんだから、しかも謝らないし…」
そんなことをいいながら、私は結局のところ、部屋に戻って寝た。
が、無理矢理起こされたためと、イライラさせられたために、眠れない…。

翌朝、結局体調を崩す。シャレにならない。
ちなみに母親はやたらに元気…。きっと夜中の事は嘘だったんだろう。
私はそう思った…。

-------------------------------------------------------------------------------------------
が、猫は確かにいたのだ……。
恐ろしいことに…。どうやら、うちの母親がパニクッって大暴れをしていた時に、猫は驚いて慌てて逃げ惑い、その時に、クローゼットの中に入り込んでしまい、更に隙間に入り込んでしまったがために、姿が見えなくなってしまったらしい…。

そして、約1週間の間、クローゼットと壁の隙間に入り込んだまま、飲まず食わずで過ごしていたらしい。
時々は鳴いてもいたらしい。
が、母が「猫の鳴き声がするの」といっても、また幻覚だろうと、父親も私も相手にしなかった。
「いいかげんにしろ」
である・・・。

しかし、今では結果的に可哀相なことをしてしまったと思う。ごめんなさい、猫ちゃん…。


閉じ込められた猫-3 助け出そう に続く…。

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